mou-muri

2003年12月03日

愉快なインターネッツの住人の皆さんオッハーーーー!!! 岩倉です! お久しぶりだね! 元気してた? 僕はと言えば発狂するほど元気! どれくらい発狂するほど元気かというと、今日は大学のテストなので、前日の夜からファミレスに集まって勉強しよう、ということで、友達と二人で夜中の0時くらいからファミレスに立てこもってたんだけど、午前5時40分現在、何故か全てを諦めて漫画喫茶にやってきて、こうやってゴミサイトを更新するくらいの発狂ぶりだよ!! バンザーイ! 一緒にいた友達はというと、「テストは六割くらいの確率で受けに来る」という、ゴミそのものの発言を残し、帰宅!! 恐らく9割9分9厘9毛の確率で受けにこない! むしろ俺の予想だと六割くらいの確率であいつ大学やめる!! 破滅! 俺は破滅は嫌なので、なんとか大学のすぐ近くの漫画喫茶で「息抜き」と称した自殺行為に勤しんでるよ! 刻一刻とテストが近付く中、加速度的に抜けていく一夜漬けの知識! 快感! 正直一問も解けなさそう! やっべ! まじやっべ! っていうかネット心地よすぎなんですけど! すごい勢いで魂開放される! 心の花びら大回転! なんかもうどんどん聖人に近付いてるような気さえしてくる! 俺の後ろの方で爆睡してる数名のオッサン・あんちゃんのイビキが賛美歌に聞こえる! 今抜いた鼻毛が柔らかな天使の羽にすら見える! どうしようもない僕そのものが天使になって降りてきた! ワーイ!! まあそれじゃあそろそろ天使のような寝顔を見せながら熟睡しようかな! 出来れば誰か親切な人、目覚ましがわりに、午前10時に核爆弾を落としてください! よろしくお願いします! 一瞬で蒸発希望!!

Posted by iwakura 05:55

kusottare

2003年12月05日

「結局テストはどうだったの?」などと聞いてくる、圧倒的に人としての温もりが欠落している野蛮人どもが後を絶たないので、しょうがないからここで書く。書けばいいんだろ。っていうか誰一人として「いい点取れそう?」みたいな聞き方をしてこないのがミラクル。普通はテストの結果に興味がいくもんだろ。手応えとかを聞くもんだろ。なあ。それなのに、なんでみんな「テスト受けられたの?」っていう聞き方するのかな? どうしてなのかな?? あのね、俺だってね、テストくらい受けるよ。案外受けるもんよ。比較的受ける傾向にあるよ。いや確かに今年初めの、年度末のテストでは2つしかテスト受けなかった、履修登録は12個くらいしてたのにね。でもそんなの1年近く前の話でしょ。知らないかもしれないけど人って成長するからね。俺なんて未だに親戚に会うたびに「おっきくなったね!」って言われるもん。それは俺と親戚の間柄が疎遠だからその程度しか言うことないっていう理由からくるものでは決して、絶対に、100%なくて、事実として俺が見た目も中身も(←ここ重要!)、もう一回言っておこう、な・か・み・も(←ここ重要!)、確実にやばいくらい成長しまくってるから言われるわけ。だから1年も前の話を持ち出されても困るんだよね。はっきり言って鼻糞とドラゴンくらい違うから。もうなんで比べるのか分からないくらい違う。違いすぎて意味分からないレベル。そういうわけだからね、成長した俺は、受けたよ! テストって奴をよ! 胸張って、堂々と、受けてきてやったよ! 息を切らして、汗だくでな! なにしろ漫画喫茶で目覚めたのがテストの15分前だったからね。携帯で時間を確かめた時はマジでウンコ漏らすかと思った。多分お前らは「何を大げさな」って思ってるだろうけど、あの時俺に便意がなかったのは本当に幸いだった。神はいる。それくらいあの時のショックはでかかった。少なくとも失禁クラスの衝撃はあった。そんで大慌てでテストを受けに行って、今度は問題にびっくりだよ! ファミレスで勉強したところ半分も出てねえ! アホか! こんな難しい問題どもなんて最初っから捨ててるっつーの! とか激怒しながら、やった記憶のある問題に取りかかってみて二度びっくり! 綺麗サッパリ忘れてる! マイ脳イズエンプティ! いやーびびったわ、「これは簡単だね」とか言ってた問題ですら手が止まったからね。漫画で圧倒的強者が弱者に押され気味になって、「バ、バカな…?」って困惑する展開がよくあるけど、本当に俺もそういう気持ちだった。動揺してペンケース落として文房具散乱さしちゃったからね。ザコだと思って戦闘力を計測してみたらスカウターが爆発したようなもんだよ。マジ焦った。そんで「これ以上俺に出来ることは何もないな」と思って時計を見たら、まだ30分も経ってないの。時間余りすぎ。まあそれもそのはず、解答用紙の空白も余りまくってたからね。マジ綺麗。そんで、「もう終わってたら出して帰っていいよ」って言われたから超音速で出して帰った。ソニックブーム発生するんじゃないかって速さで。まるで最初からいなかったんじゃないかと思えるような見事な去り際だった。解答用紙も綺麗なら帰り方も綺麗。このあたりを評価して貰えれば単位取得も夢ではないなって感じだね。それ以外の評価方法について考えようとすると何故か脳みそが活動を停止するので寝る。

Posted by iwakura 05:12

NO

2003年12月14日

どうやら知らず知らずのうちに、俺の脳味噌は「ゲーム脳」ならぬ「日記脳」になっていたようなのだった。「日記脳」をご存知のない人に説明すると、っていうか俺がたった今作った言葉なので、ご存知の人というのは俺と同じ思考回路を持っているキチガイか、もしくは俺の脳をこの間から覗き見している陰険野郎、いつも俺をあざ笑いやがって、分かってるんだぞお前が俺を見張ってるのは! 失礼、今はそんな事を話してる場合ではなかった、ともかく日記脳というのは何かというと、日記サイトを持った人間が、己のサイト・日記を愛する余り、全くネットに関わっていない間も「今日はどんな事を書こうかな〜」「おっ、これは日記のネタになるぞ!」「やべー全然書くこと浮かばねー」などと考え続けてしまうという、現代社会人の心の暗部、そのほんの一部を垣間見させるような、おぞましい脳の状態、だと大体の人は思ってるだろうけど残念ながらそうではないのだった! 残念! そんなのはサイト持ちたての頃ならほとんどの人が通る道であって、情熱であるとか、好奇心であるとか、そういったモチベーションが存在してる状態での、脳の日記的活動は、言ってみれば日記脳になるための準備体操のようなもの。そして、スポーツ競技と、事前に行うストレッチ体操が、「体を動かす」という点においては同じであっても、その内容は全く異なるものであるのと同じように、本当の日記脳と、前述した「今日の日記に何書こうかな脳」も、「日記の事を考える」という共通項があるにせよ、両者の間には、マリアナ海溝よりも深く大きな溝が存在しているのだ。

それではその溝、隔たりは何を基準にすれば見えてくるのかと言うと、それはずばり「自覚性」なのだった。自覚か、無自覚か、というこの一点に尽きる。「今日の日記に何書こうかな脳」が日記について考える時は、当たり前だが「今日の日記に何を書こうか考えよう」と思うからこそ、その作業が始められる。つまり、日記のネタについて考えねばならないので考えよう、という「自覚」のもとで、日記を組み立てているわけだ。その自覚がある限り、脳は辛うじて正常な状態、まあネットで日記なんざ書いてる時点で大分ヤバいにせよ、ほんの一時の日記熱に浮かされているだけの、いわば「三日ばしか」ならぬ「日記ばしか」状態なので、ギリギリセーフと言える。ところが、日記に対する情熱が冷め、「日記ばしか」が完治する時点で、日記人は2通りの進化を辿る。運命の分かれ道。一方の道は、完全に日記に飽き、元の生活に戻り、それ以降日記のことなど考えもしなくなる、正常脳タイプ。そしてもう一方の道こそが、日記に対する熱い情熱などとは無縁ながら、体に、脳に、「日記」という呪いが染みついてしまい、「無自覚」に、頭の中で日記を組み立てる癖のついてしまった、悲しき「日記脳」タイプ…!

「ごく自然に、習慣的に日記的文章を脳内で書き出してしまう変態人種がいる」なんて、きっと分からない人には全く分からないだろうが、しかし、恐ろしいことに日記脳は実在する! 少なくとも、最低でもここに一人、岩倉という日記脳の持ち主がいる! そして、名前は挙げないまでも「恐らくあの人日記脳だな」と思われる、推定日記脳の人が、俺の知り合いに少なからず存在する。そして、今この文章を読んでいる人の中にも、「やっべ、自分日記脳だ!」と思った人がいるであろう、と、俺は断言する! 断言してしまう! 日記が好きすぎて、日記のことを考えすぎて、いつしか、日記が好きとかそういうことを超越して、日記が思考回路に組み込まれてしまい、何かものを考える時に、時たま日記のような文体で考えてしまう、日記脳! 「このことをサイトに書いたらこうこうこうだよな」と、事あるごとに、しかもごくごく自然にシミュレートしだしたら、あなたも立派な、日記脳!

それで、「じゃあ岩倉テメー日記脳の分際でなんで毎日更新しねーんだよ汚物野郎」って思う人がいるかもしれないので、その辺を釈明しておくと、俺はちゃんと毎日、日記の事を考えています!! 気が付けば頭の中で日記を綴っています、ここの表現はこうだな、とか、恥ずかしながら考えています! それなら、どうして頭に浮かんだ日記をここに載せないのか、というと、俺の日記脳は、頭の中でサイトにのせるっぽい文章を組み立てるだけで、満足してしまうからなのです! この辺は同じ日記脳でも個人差のあるところでしょうけど、要するに俺にとっての日記の楽しみというのは、「サイトに載せること」より「それっぽい文章を考えること」に多くの割合を占められているということで、何も頭に浮かんだ文章を面倒な思いしてキーボード叩いて形にしなくとも、十分に俺の日記欲は満たされるわけです。まあ書けば書いたで別の楽しさがあるわけですが、でもそんなに頑張るほどはやる気出ないわぁという感じ。何と言うか、多分サイトがなくなっても、日記脳は治らずに、脳内で日記を組み立て続けるのだと思うんですけども、サイトもないのにサイトの文章を考えているっていうのは筆舌に尽くしがたいキチガイなので、そんなキチガイにならないように、神棚に何か祀る感じでサイトを持っている感じ。それでたまにお祈り程度に更新してご機嫌窺ってね。ってサイトがご神体感覚…? 何してんだろう。アホか。どっちに転んでもキチガイだった。

というか今日のこの文章も昨日の昼くらいに考えて、それで満足して忘れかけてたのだけど、余りにも、本当に、心の底から暇で、仕方なくって感じで書き始めたのでした。このサイトが更新されるのは、精神的に余裕がなくて逃げてくる時か、絶望的に暇なときか、のどちらかであることがほとんどです。今回も書き始めてみたら割と楽しく時間を潰せたので良かった良かった。こんなサイトですいません。

Posted by iwakura 09:01

HIMAX

2003年12月17日

3日前に徹夜明けのクソッタレブレインからひねり出した日記脳の文章、例の如く死ぬほど暇だったのでさっき見返してみたんだけど、「日記」っていう単語が合計で51回も出てきてたので腰を抜かした。どんだけ日記が好きなんだよ。例えば今ここで「広末」って単語が51回出てくるような文章を俺が書いたとしよう。「俺は広末のことを」「広末は多分俺と出会っていたら」「俺が思うに広末の本当の気持ちは」「広末が望もうと望まざると」「広末に恋い焦がれ広末に泣く」。こんなフレーズがてんこ盛りの絶望的内容。さて、そんなガイキチテキストを世間様はどう見るか。恐らくは100人いたら95人は「なんだこのキモいゴミは」と思うだろう。怒り出す人もいるかも知れない。そして残りの5人のうち4人は「いや〜アンタの気持ち分かるオタよ! やっぱり僕らの広末はそうオタよ!」などとすり寄ってくるジ・オタク、もしくはザ・キチガイ。で、最後の1人は「なんだこいつは、俺の広末を気安く語りやがって! 万が一俺の広末がこの文章を見たら一大事だ、一刻も早くこいつを抹殺しなければ! 広末は俺が守る!」などと末期的使命感に駆られて喧嘩を売ってくるキング・オブ・キチガイ(ちなみにこのキングは様々な掲示板で広末のことを我が物顔で語っており、要するに同類)。さあお分かり頂けたか。「広末」という単語が51回も登場する文章でこのような惨事が起こり得るわけであるからして、つまり「日記」が51回も登場する文章を書いてしまった俺についても、全く同じような悲劇が訪れないとも限らないわけだ。「貴様のような卑しい身分の下郎が日記について語るでないわ!」などというような恐怖の言いがかりを付けられる日も近いのかも知れない。取り返しの付かないことをしてしまった…。しかし一度しでかしてしまった事は仕方ない、ここは一つ覚悟を決めて、最悪の事態(ソーシャルハックの末に住所がばれて家が全焼)にも耐えうる強固な精神を養っておくべきであろう。(ちなみにこの「覚悟の重要性」は、昨日の夜に暴君ハバネロを食ったらさっきウンコするときにアヌスが燃えるようにヒリヒリして辛かったことから、「ああ、こうなることを覚悟しておくんだった…」と深く後悔したことによって学んだもの。30分くらい経ったのに、まだ、お尻に熱が残ってる感じ…。おおっとセクシャル。さて今日も元気に大学さぼって恵比寿の音ゲー100円ゲーセンでも行ってくるかな。なんか one or eight のアナザーが2回に1回くらいクリアできるようになった。人間やればできるもんだね。努力って素晴らしいわー。っていうかこの括弧の中なっげーなこれ。みんな忘れてそうだけどここは括弧の中なんですよ! もうなんで括弧なんだか分からない。まあどうせだから「括弧の中なら何でも言える」理論に基づいてどんどんビーマニの話でもしようと思う。マジでここからはビーマニの話しかしないから興味ない人は読まない方がいいよ気持ち悪いから。で、最近は IIDX しかやってなくて、五鍵ファイナルはエキスパート+ のインプラが抜けられそうにないのと地元に全くないのとで最近ノータッチ。その分 IIDX はこの1ヶ月くらい阿呆のようにやってて、11月初めの時点ではほとんど埋まってなかったカードを全部埋めた。自分内ルールとして、EASY と オートスクラッチは使わない決まり。でも HS1 + SUDDEN は一部で使用してて何だそりゃって感じですな。未クリアアナザーは、1st から 4th までは無し、5th は V 、6th は colors 、7th は A と spica 、8th はプリドンと桜、9th はmoon_child。プリドンは 8th の頃一回ものすごいマグレで抜けたけど、奇跡としか言いようがない。二度とできない。あとは A がちょっと望みある程度だなあ。他はマジで永久に無理。ムンチャのアナザーで AAA 取ってる動画を見たけどマジで腰抜けるかと思った。まあそんな天上人の話は置いといて、今は安定しない曲の練習などに精を出してる。クリアはしたけど安定してないアナザーというと、1st は 5.1.1 、サブストと 2nd は無し、3rd は R5 と Holic 、4th はゲットン、5th は無し、6th は G2 、7th は無し、8th は xenon と Blame と Giudecca と rainbow flyer 、9th は SWITCH と one or eight と RISLIM と マーキュリー。こう見てみると 8th と 9th ムズ過ぎだな。ラスト殺しがひどい。で、この辺の曲でやってて楽しいのは Holic と one or eight と xenon なのでそればっかりやってる。RISLIM とか二度とやるかよ。ああそういえば 10th のロケテ行ってきたよ! レポート書こう書こうと思ってたんだけど体調が悪くて先延ばしにしてるうちに記憶が消し飛んだ。ゴメンネ。申し訳程度にロケテレポをリンク。ああでも今曲リストを見たらちょっと記憶が蘇ってきた。気が向いたら書こう。そんじゃそろそろゲーセン行ってくるね、バイバーイ!)

Posted by iwakura 14:38

万我

2003年12月21日

マンガアワードという明らかに楽しい企画についてもうずっと考えているのだけど、ここ数日体調が悪かったり色々他にも考えることがあったりしたためなかなか考えがまとまらず、ついに締め切り一日前まで何も書かずに来てしまった。今から用事あるので外出するけど、取り敢えず「マンガアワードに参加するぞ!」という意思表示だけはしておこうと思い更新。明日には何とか書ける気がしないでもない。まあ全ては明日の自分に丸投げして、今のところは鼻水すすりながらお出掛けしてこようと思う。何をしにいくかというと友達の家に漫画を読みに行くんだけどね。結局漫画だった。この部屋にいると体調が悪化する気がしてならないのでとっとと出よう。風邪治ったら掃除しないとまずいなこれ。そんじゃ行ってきまーす。頑張れ、明日の自分!

Posted by iwakura 14:01

gya-

2003年12月21日

今鼻毛を抜いたんだけど、見事なまでに白髪だった! やっべーへこむなこれー。銀色に輝いてたからね。まるで切なく散る命を象徴するかのように、儚い美しさをたたえた、銀色の鼻毛。速攻で投げ捨てたのでどっか行った。そういえば外出するとか言ったけど、友達が、俺から借りてる漫画と共に俺の読みたい漫画も持ってきてくれるらしいので、結局家にこもることになったヨ。いつもの日曜!

Posted by iwakura 14:30

やっべ

2003年12月22日

ものすごい勘違いしてた。マンガアワード、今日の朝までだった…。具合が悪いから夜に書けばいいやと思って今までずっと寝てた。大失態やー! ギギギ。まあ締め切りぶっちぎってるので企画には参加できないけれども、けじめとして今日の夜に一人マンガアワードでもしよう。相沢さんごめんね…。

ところで全然関係ないけど昨日は結局出掛けてしまった。もともとの予定としては、昼ぐらいに友達の家に行って、外で飯を食って帰ってくるつもりだったので、家族に「今日は晩飯いらないから」と言ってあったのだけれど、友達の家に行かないことになったので、それと同時に外で飯を食う必要もなくなったのだった。ふと気付けば午後6時、ああちょっと小腹が空いてきたな、晩飯まだかなぁ、そう思った直後俺の脳天に落ちる雷。晩飯なかった! 自分でいらないって言ったんだった! こうなったら今すぐ「やっぱ飯食うわ〜」と言いに…いや待て。まず間違いなく「ギリギリの時間になって修正するなこのゴミ」「準備する側の身にもなれ」的な罵倒を受けるに決まってる。言い方を変えて何度もネチネチと言われるに違いない。正論だから反論のしようもない。面倒臭い。もうこうなったらあれだ、本当は予定なんて全くないけど、「あー年末忙しい! 今日も飯に誘われちゃってネ!」みたいな調子で家を出て、外で晩飯を食う以外にない。まあちょうど外の空気を吸いたかったしね、買いたい漫画もあったし。よっしゃじゃあ出掛けよう。「じゃあちょっと出掛けてくるから」「はいよ」外に出て自転車チリリン。さっみ! 地球じゃなくて冥王星なんじゃないかってくらいの寒さ。もうおうちに帰りたい。しかしおうちに帰っても暖かいスープはない。こうなったらあれだ、贅沢するしかないな。どうせなら飛びきりの贅沢をしてやる! そう決心した俺が向かったのはモスバーガー、育ちが窺い知れる贅沢観! うるさい。今日はもうヤケだ、滅茶苦茶注文してやる。ところがレジに登場したのはとても美形で洗練されたお兄さん。刺激される俺のコンプレックス。バーガー4個にモスチキン2個にコーラにポテト、みたいな注文をしようと思っていたのに、なぜかこのお兄さんの前でそのオーダーをする勇気が湧いてこない。同性だからこそ湧いてくる「大敗北」の感情。結果、予定の半分のみをせせこましく注文するにとどまった。ワイは日本一の意気地なしや…ほんにみっともない、古今無双の大馬鹿野郎や…! ものの数分でバーガー2個チキン1個コーラーポテトを飲み込むと逃げるように退店。その足で向かったのは、本屋でなくケンタッキー。特盛りチキンセットくださーい!! コーラも付けて! 800円ですか、お買い得〜! ウヒョー油! ケンタッキーすげー。天才だなカーネルサンダース。鬼軍曹っぽい名前のくせにやってくれるぜ。ワイは今、世界で一番の幸せ者やーっ! 財布を見たらジャンクフードで2000円も吹っ飛んでいた。経済ムズいわー。じゃあバイト行ってくるね。

Posted by iwakura 18:53

マンガアワード2003

2003年12月22日

というわけでマンガアワード2003。バイトの最中に考える暇がなかったので、ウンウンうなりながらぶっつけで書こうと思う。今までなかなかマンガアワードについて書き始められなかった原因の一つに、「ものすごく面白い漫画を書き忘れたらどうしよう」という不安があったのだけれど、もうそんなこと心配に思ってる場合でもないので勢いで! ビシバシ! 書いていけたらなと! 思います! では発表〜。

1位 「シュガー」 新井英樹

ダントツ。「人を食った態度」というのはこの漫画の主人公のためにある言葉。有無を言わせぬほどの才能を持った人間が、才能の持て余しがてら、あらゆる凡人を小馬鹿にしつくしていくのだけども、その挑発の名調子ぶりが実に素晴らしく、読んでるだけのこっちにしてみれば痛快極まりなくて最高。さんざん相手を煽って、余裕を見せつけて、激怒させて、それでも大抵の場合、天才だから圧勝しちゃうのだった。ひどいね。それでもこの主人公が単なる嫌な奴で終わっていないのは、時折目の前に現れる「本物」を認める素直さとか、普段は飄々としながらも、時折見せる、ボクシングが好きでしょうがない、という少年らしい態度があるからだと思う。その主人公を取り巻く、一癖も二癖もある、とかいうとすごい陳腐だけども、まあ実際一癖も二癖もあるんだからしょうがない、とにかくそういう脇役陣も、新井英樹的な魅力が満載というか、その辺の漫画に出てくる「とりあえず変な奴出しときゃいいか」感の溢れる適当なキャラではなくて、血の通った変人、漫画で描かれていない、普段の生活までもが活き活きと想像できるような、人間臭いキャラクターばかりで、物語の面白さにヤバいくらい拍車がかかっている。新井英樹は俺の一番好きな漫画家なわけだけども、その新井英樹作品の中でも最高に好きな漫画。癖があって胃が重くなるような、ある種の覚悟を必要とする漫画を描いてきた新井英樹が、本気でエンターテイメントすると、ここまで凄い作品になろうとは。この漫画が終わるまでは死ねない。というか読んで欲しすぎる余りに紹介文みたくなってしまった。失敗。とにかくあれだ、要するに、今年一番面白かった。

2位 「最強伝説黒沢」 福本伸行

なんかみんな挙げてるんでやりにくいんだけど、それでもやっぱり書かざるを得ない。OHP の月極アンケートで、「こわいまんが」 というテーマがあったのだけど、「座敷女」や「漂流教室」などの定番が立ち並ぶ中で、この「黒沢」が堂々の9位にランクインしていて、ちょっと笑った。笑ったけれど、でも俺も「黒沢」は怖いと思う。「漂流教室」と同じレベルで怖い。そして、関東大震災とタメを張るほど怖い。銀行強盗で人質になるのと同様に怖い。「黒沢」を読んで何の危機意識も持たない奴なんざ話にもならない幸せ者、別人種だと思う。けれども、「黒沢」を、完璧に我が事のように感情移入し、黒沢の一挙一動に自らの過去や未来を重ね、本当の意味で怖がり、心を痛めて読んでいる人もまた、俺とは違った感覚を持った人なのだと思う。「黒沢」は怖い、確かに将来あんなみじめな中年になる可能性が皆無でないことを考えると、面白いばかりではなく怖いと思う、思うがしかし、それはリアリティのない、ストレスをほとんど感じさせない怖さであるようにも思う。結局のところ、俺にとって「黒沢みたいになったらどうしよう」という不安は、「関東大震災が起きたらどうしよう」という不安と同程度のもので、今、胸を痛めるほどに感じ入るようなものではないのだった。世の中には交通事故や病気などの怖いものが山ほどあるけれど、それの一つ一つに現実味を感じていちいち神経を尖らせていたら人間は気が狂ってしまう。だから、自分から縁遠いと思われるリスクについては、その場ではちょっと怖いと思って「怖いね〜」とか言いながらも、少しすれば全然怖く思ってなかったりしてるわけで、「黒沢」もその例外ではないのではなかろうか。むしろ、「黒沢」を読んでいると、「黒沢」レベルまで駄目になっていくまでの過程、俺が自分の状況に照らし合わせるならば、その第一歩は大学中退であるわけなのだけれど、そういった身近な不安に自然と意識がパンして、ただならぬストレスを感じたりする。そうなると思考はネガティブ螺旋階段を歩き始め、今の俺の場合、年明けに待ち受けるテストに思い至り、ネガティブエクスプロージョンが起きて「もう死にたい」となったりするのだった。現に、今、胃が痛い。そういう点から見ると、俺は「黒沢」について考えるたび、結果としてはただならぬ精神的苦痛を味わっているので、やはり、「黒沢」はとても怖い作品なのかも知れない。

3位 「サトラレ」 佐藤マコト

サトラレがこの世にいないことは紛れもない事実なわけだけれど、それでもたまに、本当にしょうもないこと(「ウンコの柔らかさと臭いの関係」など)を真面目な顔して考えてしまった時、「ああ、もし自分がサトラレだったら、自分がこんな馬鹿なことを考えているというのが電車の中の連中にバレバレだ」みたいに思ってしまって、しまいには「まあ心を覗かれてるなんて分かってるけどね」とか一人で心の中で強がったりなんかして、これぞ馬鹿丸出しという感じなのだけれど、「サトラレ」という漫画を読んだ人の多くは、程度の違いこそあれ「自分がサトラレだったら…」みたいに考えたことがあるはず。作品内で「サトラレというのは天才だけがなる」という説明がなかったら、「でもやっぱ俺って天才じゃないしな」というブレーキがかからず、単行本3巻で出てきたサトラレ症候群みたいな人が大量に現れたんじゃないかというくらい、「サトラレ」という設定は秀逸で、人間の心の隙を突いたものだと思う。っていうか日本に一人か二人くらいは本気で自分をサトラレだと思ってるキチガイがいそう。まあだからそういう見事な設定の時点で「サトラレ」の面白さの数割は約束されたようなものなのだけれど、それよりも何よりも、丁寧な話作りが素晴らしくて、サトラレと、サトラレを取り巻く人々の喜びや苦しみが、過不足なく、あの手この手で描かれているからこそ、「サトラレ」という漫画はあそこまで面白いのだと思う。

4位 「いちご100%」 河下水希

もう正直言っていい加減うんざりで、真中のどっちつかずぶりには怒りを通り越して殺意、いや、最近はそれすらも通り越して諦観の情らしきものがうっすらと湧いてきており、恐らく河下先生も半ばどころか9割くらいはヤケクソで新キャラ出したりお色気シーン描いたりしてるんだと思うのだけども、それでも何故か、不思議なことに、単行本で読むと、その怒濤のお色気シーンの嵐、「良くもまあ考えたもんだ」と呆れかねないほどのシチュエーションの波状攻撃にトリップし、正常な判断能力を失い、あってはならないほどの多幸感に包まれてしまうのだった。この作品を一言で表すならば「茶番」であって、読者は最初、「バカヤロウいい加減にしろよ」と心のどこかで思いつつも、その出来レースのような絶望的ご都合主義ストーリーに敢えて没入し、河下先生の手のひらの上にわざわざ自分から乗り込んで河下ダンスを踊り始める。ところが、意識的に始めたはずの河下ダンスは、やがて何者か(まあ明らかに河下先生と編集者)に操られるかのようにリズムを上げていき、自分でも知らないうちに、祖父母が見たら「孫が狂った」とうろたえかねないほどの強烈なブレイクダンスへと変容していく。この状態では、狙い澄ましすぎたさつきのお色気シーンや、あまりにもあからさまな西野の気のあるそぶりなどの、正常な読者が怒り出しかねない要素に対して、恥ずかしげもなく「ウオーッ!」などのプリミティブな反応をし、あろうことかそれが楽しくて仕方がなくなってしまうのだった! 恐るべきは「いちご・ハイ」(たった今命名)である。これからもいちご100%から目が離せないが、別に単行本を読んでいない今の状態の俺に言わせると、「そろそろいい加減にしろ」という感じであることも付け加えておきたい。

5位 「アクメツ」 田端由秋+余湖裕輝

最高。最高に滅茶苦茶。「何十人にも分身できる能力を持っている主人公(単行本5巻まで出ているが、今のところ何故分裂できるのかの説明は皆無)が、政治家や銀行のお偉いさんや警察の責任者などの、権力のある悪者を問答無用でブチ殺していってクリーンな日本を目指す」という、世が世なら特高にしょっぴかれて速攻で死刑に処されるような内容。なんだこの狂った漫画は、と思いつつも、死ぬほど悪そうなツラした権力者が泣いて命乞いをしながら殺されていく様子は、何だかんだ言ってとんでもなく爽快。正直胸がスッとする。低俗な思考回路とは分かりつつも、やっぱ権力者が酷い目にあったら楽しいよね。えへへ。5巻に出てきてる政治家とかどこからどう見ても亀井静香だもんな。怒られないのかこれ。こういう漫画が野放しにされてるあたり、まだまだ日本も捨てたもんじゃないなという感じ。もっとやれー。どうでもいいけどちょっとジャンプでやってる「デスノート」とかぶる。主人公の人間性はまるで逆だけど。

まあそういうわけでベスト5の漫画について書き終えたのだけども、正直4位とか5位は他に候補がないわけでもなくて微妙なところだった。すげー悩んだ。明日になったら後悔するかも知れないけど、でも、これが今の俺の素直な気持ちだから………………。っていうか漫画最高だね。もっともっと語りたくなってきた。これからはまめに漫画の感想とかを書けるようになるといいなと思った。おわり。疲れた。

Posted by iwakura 23:53

裏マンガアワード

2003年12月24日

面白い漫画について語ったのならつまらない漫画についても語らねばなりますまい、ということで勝手に裏マンガアワードを開催。俺は比較的漫画を愛してやまない人間なので、そう滅多なことでは買った単行本に難癖を付けるような真似はしないのだけれど、やっぱり物事には節度というものがあってだね、いくら温厚な英国紳士といえどもヒシャクで人糞ぶっかけられたらブチ切れるわけで、漫画馬鹿の俺にしたってそりゃ、ピリオドの向こうまで突き抜けちゃった人外魔境絵巻、芸術的つまらなさを誇るファッキンコミックを定価で掴まされたらね、もうプンプン! ですよ。こらーっ! みたいな。ほんとね、金返せってのはまさにこの事だよバカヤロウ。マネー・バック! まあそんな極めていんちき臭い英語で叫んだところで金は返ってこないわけで、それなら年末のドサクサに紛れて好き放題サイトで書いちまえ、と思って書き始めた次第。本当はこんなこと、MANGA-LOVER にあるまじき行為だって良く分かってるんだけど、それでもどうしてもこの2作品については、みんなに伝えておきたくて………。届けボクの思い! っていうかもうね、ここまでつまらないと逆にオススメというか、是非とも読んで「マジつまんねえなこれ…」とがっくり肩を落として欲しい。なんつうか必要以上につまらないものっていうのは不思議と人の心を引きつけてしまうもので、恐らく現時点で「そんなにつまらないなら読んでみたい」みたいな事を思っている人もいると思うんだけど、あのね、普通につまんないから。つまらない以外の事を期待しちゃだめだよ。真顔でつまんないよ。無口になるよ。それでも、俺はみんなに読んで欲しい。読んで後悔して欲しい。できれば自分の金で新品を買って欲しい。これは俺からのクリスマスプレゼントです。というわけで、裏マンガアワード、一人で開催。順位の付けようがないので紹介のみで。

・「空飛ぶアオイ」 福島聡 ビームコミックス

昨日は書きもしなかったコミックスレーベル情報まで書いてる辺りに俺の「マジで読んで欲しい」度の高さを感じとって欲しいわけだけども、さて、この「空飛ぶアオイ」、現在コミックビームにて「少年少女」という一話完結の普通に面白い漫画を描いている福島聡先生がモーニングで連載していた作品で、全7話なのに3話までしか掲載されなかったという、ジャンプ編集部も「そりゃまずいだろ」と心配しかねないエピソードを持つスーパー打ち切り漫画。いくらなんでも酷い仕打ちだよね…とか思って読み始めると、あら不思議! 10ページくらい読んだあたりで打ち切りに納得し始める自分がいるからね。こいつぁ…こいつぁやばいぜ…(ゴクリ)。

第一話の粗筋。普通の OL だけどやたら幼い見た目の主人公・アオイは、ひょんなことから謎のコンピュータウイルスに自分の見た目をコピーされてしまう。そのウイルスはコンピュータを破壊しながら移動したり、果てには実体化までしてしまう化け物であったが、なんとその正体は、どこぞの小学生の兄妹が「お姉さんが欲しい」というだけでポポイと作り出してしまった「お姉さんプログラム」なのだった。自分たちが騒動の原因であると気付いた兄妹はアオイの前に姿を現し、事の経緯を説明する。そしてアオイは、その兄妹や、ヒゲ+ハゲ+太めという典型的過ぎるお人好し警部や、「ん OK」という不愉快以外の何物でもない口癖を持った外国人ウエーターなどと共に、そのお姉さんウイルスを捕まえるべく、次のような作戦を立てる。実は、そのお姉さんウイルスには「カボチャが嫌い」というプログラムが施されているので、カボチャで囲まれた場所に PC を置き、そこへウイルスをおびきよせて、カボチャにひるんでいる隙にひっとらえようというのだ! 粗大ゴミ置き場から PC を持ってきた一同は、ウイルスを呼び出すべく、アオイのある能力を利用するのだが、さてその作戦の成否やいかに…?

っていうかなんだよそれは。大概にしろ。自分で書いといてなんだけど「いかに…?」じゃねーよ。どうでもいい。意味わかんないから。マジで。しかもこの粗筋を書くのに3回くらい読み返すハメになって屈辱。俺の頭が悪いのを差し引いても構成が分かりにくすぎる。なんかアオイの空想世界と現実がリンクしてるらしいんだけど、その世界の転換が急すぎて一読しただけじゃ全然分からない。まあね、一読して分からなくても何度も読みたくなるならいいですよ。「攻殻機動隊」とかそうだしさ。でもこの「アオイ」は、なんていうの、「全てを諦めたくなる分かりにくさ」? 「お前が分からせる気ないならもういいよ!」という感じ。もうマジで何の興味も好意もない野郎と二人きり、喫茶店で延々そいつのハッキリしなくて分かりにくくて宇宙規模でどうでもいい話を聞かされ続けてる時の気分とでも言うか、まあきっちりこっちから要点を整理してやって、積極的に話を聞いてやればおぼろげに何かが見えてくるのだろうけど、こっちにその気がさらさらないので地獄のように鬱陶しいだけ、みたいな、そういう感じ。まあ正直なところ1話が一番酷くて2話3話あたりはまだ読めるのだけど、何しろ1話の時点で脳髄がショートしてるので、とてもじゃないけれど取り返しがつかない。全話読み切るのにこれほど苦心した漫画もなかった。唯一の救いは、巻末の福島先生のコメント、「正直この漫画を手にしたアナタの姿がまったく想像つきません」という呟きに見える、悲しすぎるほどの自覚…。

今更フォローになるかどうか分からないけど言っておこう、福島聡先生が今やっている「少年少女」はマジで面白いのでおすすめ。1巻を買った時は「こりゃええ!」と興奮したものだった。女の子が色っぺぇ。あと来年の初めくらいに加筆されて復刊されるらしい「DAY DREAM BELIEVER」は、ラストあたりに「アオイ」的な多重構造の分かりにくさがありつつも、むしろそれをうまいこと面白みに転化できている怪作。読み終わった後に「凄かった…」と溜息をついてしまう。あ、来年の1月31日か。興味があったら皆さんも是非。あと短編集「六番目の世界」もそこそこって感じで。

「2作品」とか言ってたけど、疲れたので続きはまた明日。できればみんなの裏アワード作品も聞きたいナ! ファンに激怒されても知らないけど。

Posted by iwakura 00:09

ウホホッ

2003年12月24日

裏マンガアワードの続きを書くつもりが SEAL ONLINE のオープンβに参加しだしてしまったので、裏アワードの続きが書かれる確率はアクメツがアニメ化するのと同等のレベルまで下がってしまいました。ここに深くお詫び致します。っていうかレベル上げもっとしたいのに今からバイトだよ糞が。クリスマスイブにバイトなんかさせんじゃねー…よ、バーカ…(クリスマスイブにネトゲをやりたがってる自分に気付いたので勢いが衰えた)。

ところで週間アスキーにうちのキャプ画像が掲載されたらしい。わーい。サイト名も URL も載ってないけど。

Posted by iwakura 19:16