7月。とうとう7月になってしまった。前々から来るんじゃないかっていう予感はしてたんだけど、本当に来やがった。もしかしたら、奇跡が起きて、今年に限って7月って来ないんじゃないの!? みたいな期待を胸に抱いてた当方としては、もう呆然とする以外にござらん。糞ったれ。
どうして俺がここまで7月を嫌がっているかと言えば、それは勿論、麗しき我が魂の故郷こと糞下痢ブチャチャ大学において、「おテスト様」なる土着の奇祭、それこそ村一番の美女を縄で縛って底なし沼にブチ込んで豊作を願ったりするレベルでの忌まわしいイベントが執り行われるからに他ならない。あんだよテストってよぉ。ナメてんのかよ。大学の如き低俗で文化レベルの低い乞食育成機関風情がこの俺様の実力をはかろうっていうのがそもそも気に食わない。秋葉原などで跋扈している「ズボンの中にシャツ入れラー」の皆様からファッションチェックを受けるのと同程度の屈辱ですわ。もうなんだろうね、そもそも物事を計る物差しからして違うわけだからね。フランス料理を前にして「この料理は味噌が足りないね…」みたいな事を言おうとしてるんだよな大学はな。そうじゃねーだろ馬鹿タレ。もっと他に見るとこあるだろ、俺に有利になるような、さ。つまりビーマニへの浪費具合とか部屋の汚さとか血糖値の高さとか足の臭さとか、そういうもので成績を出してご覧なさいよって話だ。分かるかオタンコナス。例えば俺が大学をさぼってゲーセンに居座ってるときにな、教授自らが俺のところへ訪問して、俺がいかに凄い勢いでビーマニをやってるかとかを見て感心しつつ、ひざまづいて足の臭いをクンカクンカと嗅いで「よしA判定!」みたいなさ、そういう大岡越前もまっつぁおな名裁きを見せてくれてもいいんじゃないのかよ! ほんと馬鹿の一つ覚えみたいに一定の尺度でしか物事を解釈できないのって情けないよ。もっと見聞広めようよ。麻雀格闘倶楽部やろうよ。カードのデータ見せ合おうよ。なあ。
まあそんな事を言っていても、頭の固い教授どもは耳を貸しはしないだろうから、何とか別のアプローチを考えだし、それによりこの未曾有の危機を脱しなければならぬ。というわけで今日からしばらくは、いかにして今月を乗り切るかについて本気出して考えていきたい。よっしゃ頑張るぞ。この頑張りを試験勉強に向ければ何とかなる気もするけど、なあ、お前らも分かるだろう、そう簡単なもんじゃないんだよな。ヒトのキモチって、フクザツ…。ベンキョウ、シタクナイ…(単純)。それはともかく俺一人ではどうしようもないのでみんなの力を貸してほしい。どうすれば7月が消し飛んで8月になるのか、どうすれば知らぬ間に単位をゲットできるのか、どうすれば担当の教授が謎の失踪を遂げるのか、そもそもどうして大学に入ってしまったのか、恥ずかしくはないのか、なんで生まれてきたのか、などなどの、今月のピンチを乗り切るための知恵・秘策・手品・トンチ、もしくはそれ以外、を大募集し、俺様がその実用性について吟味したりなどしていきたい。というわけで、知恵を貸してやっても良いぞというド暇人はiwakura@taigaku.orgまでメールをブチまけてやって欲しい。当方割と切実。
ヤッホーこんにちは。半月前に「7月はテストばっかでマジ怖くて胃にワームホールが開きそうになるくらいストレスたまってやべぇから何とかテストの事とか考えないで乗り切る方法教えてチョ」と必死な形相でメールを募集して以来のご無沙汰ですな。「こうすりゃええんちゃうん」っていうメールは何通か頂けたんすけど、そのほとんどが「勉強しろよ」などのたしなめ、お叱り、アドバイスで占められておって、読めば読むほど「やべー俺本当に勉強しなきゃいけないんだな」などと実感が湧いてきて発狂寸前まで焦る羽目に陥ってしまったのでした。結局、相変わらず大学には行けないわ、テストなどの問題をチャラにするようなミラクルは起きやしないわ、おまけにひでぇ風邪をひくわで散々な7月前期を過ごし、もうなんて言うか核戦争起きるなら今だなって感じですわ。人類、滅ぶなら今。カタストロフ・ナウ! 新婚ホヤホヤ幸せカップルも、就職決まって順風満帆フレッシュメンも、宝くじ当たってウハウハ豪運パパも、薄暗くて臭い部屋で糞みたいなサイトに糞みたいな日記を書いてるお先真っ暗野郎も、ゴキブリも、ナメクジも、ボルボックスも、インフルエンザ菌も、みんなに等しく降り注ぐ死の洗礼。それってすっごいファンタスティックやん? 胸の奥が甘くとろける素敵な奇跡。お星様にこの願い、届くといいナ…。「どいつもこいつも死に腐れ」。
まあそんな感じで痛む喉と止まらない鼻水と共に過ごしてきたこの2週間なわけだけど、俺もただ漫然とコネクト・ワイアードしたり漫画読んだり布団にくるまったりしていたわけではなかった。「このままじゃ、俺、駄目になる」、そう実感した俺。「実際はもう既に駄目になってて手遅れなんだけどな」っていう俺の中のリアリスティック・パートからの声に対しては積極的にシカトを決め込みつつ、「俺は駄目になりそうだけど一念発起して社会復帰する!」と己を鼓舞し、バイト以外では決して外出しなかったそれまでの日々のルーティンを打ち破り、一路大学へとゴーズ・オン。到着。もう二度と大学の土を踏むまいと誓っていた俺だが、やはり己の信念を曲げねばならぬ時もある。恥を忍んでもう一度お前と向き合おうではないか。そうさ、大学よ、俺はお前から逃げない! お前を真正面から抱き留め、そして、暖かく包み込んでやろうではないか…。俺というでっかい器の中で安らかに眠るがいい、大学…。
もう何がなんだか分からないけどとにかく行ったのだ、大学へ。そして1ヶ月ちょいぶりに授業に出席。オーイエー! これが授業! なんてアカデミック! 黒板! チョーク! 教授! 全てが新しい! っていうか教授が「それではもうすぐ終わりですので、今日の課題が出来ている人は提出して退室してください」とか言ってる! えっ!? 何かな? 一体どういう意味なのかな? とか思って時計見たら、なんか授業終了10分前なのな。腰抜けるかと思った。まさかそう来るとはね。時間っていう概念があるとは。ここしばらく未開人レベルの時間感覚で過ごしてきたから、本当に困惑したよ。何て言うのかな、勉強って無限大じゃん。久遠に広がるこの時空であるからして勉強の対象は尽きることを知らず、人が学ぶべき事なんていうのは、矛盾するようだけど人知の及ばないレベルで存在するわけだ。そんなこの世界でね、勉強する時間を区切ろうっていうのは一体どういう事だよと。俺はそう言いたいわけだ。「この授業はあと10分」、どこまで下らない考え方だろうね! もっとファジーに、柔軟に対応する気はないのかよ。具体的に言うと、いつ登校しようが出席を取るくらいの融通をきかせろよ。まあこれはほんの例えだけどさ。例えだけど、それにしても、ラスト10分だかなんだか知らないけどとにかく俺は大学に行ったんだから、それに対して出席点を付与してくれたってバチは当たらないだろう。と。俺はそう言いたいわけ。例えだけどさ。そして更に例えを出すと、大学に来たんだから単位をくれるっていうのもありだと思う。勉強する姿勢を見せたんだからね。世の中ってやる気が大切なんだから、もう大学に来た時点で単位を出すくらいの気持ちでいなきゃ駄目だろ。なあ。分かってんのか。単位くれよ。っていうかもう大学を受験した時点でやる気は十分見せたんだしさ、その上受かったんだからその時点で卒業させてくれたっていいとすら思える。俺の論理で行くとそうなる。一点の穴もない完璧な理屈。オラ糞大学さんよお、俺のこの理屈を打ち破ってみろよ。
学食で一人で飯を食いながらそのような事を考えていると、友人から電話。なんだろう。もしもし。「あのさ、今日の4限ってテストじゃん。」携帯壊れたかな。なんか聞こえるわけないフレーズ聞こえたからな。やっぱ鼻の穴の接写とかを必死にやってたのがまずかったかな…。「もしもし、聞こえてる? 今日ってテストじゃん。」聞こえない。聞こえるわけない。これは何かの幻聴。多分俺の前に座ってメーラン食ってる前時代的オタク(長髪メガネで宅八郎クリソツ)が余りにも気持ち悪いから、俺の脳がパニックに陥ってるだけ。きっとそう。間違いなくそう。でも、「もしかしたら」っていう事があるしね、一応問いただしてみよう。あのさ、今、テストって言った? 「うん。」マジで? 「残念ながらマジ。」よせよ。悪趣味な冗談はよしてくれよ。「悲しいけど、あるんだよ、テス」
力強く携帯のボタンを押して電話を切った。でもこれは電話をするのが嫌だからじゃない、学食の電波が余りにも悪くて会話が続けられないから。だからやむなく、泣く泣く電話を切ったのだ。俺は悪くない。俺は何も悪くない。そう頭の中で反芻しつつ大盛りスパゲッティを口に掻き込むと、飲み込むのを待たずに勢いよく席を立った。そしたら前に座っていた宅八郎が全く同じようなタイミングで立ったので、犯罪者が「誰でもいいから殺したかった」とかよく言うけどそういうの気持ちって本当にあるんだな、と実感した。どいつもこいつも死に腐れ。
我が校でもっとも高い校舎(20階近くあるビル)へハイジャックされた飛行機が特攻する様子などを想像しつつゲーセンに直行。何をどう曲解しようとしても今日テストがあるのは明らかであるようなので、しょうがないからビーマニやら麻雀やらで時間を潰そうという判断。もう今更勉強したってしょうがないしな。せめてテストまでの数時間、胃の痛みから逃れたい。正直に申し上げてテストという単語を聞くだけで吐きそうになるので、ゲームなどに熱中することによってその忌まわしき単語を脳内から追いやり、比較的何も考えないで時間を消し飛ばしたいという思惑があったのだった。そういう切実な理由があるからゲームをやるにも必死。死に物狂いで楽しもうとするその姿は、さながら近所のゲーセンに出没する名物キチガイ。口を開け、画面を凝視し、調子が悪ければ首をかしげ、調子が良ければ小さくガッツポーズ。この日ばかりは、本当に、「あー」とかそういう独り言を言ってしまった。なんかゲーセンで独り言って、越えちゃならない一線だったはずだけど、越えちゃえばなんてことないね。むしろ魂が解放されるかのような感覚。本当は、かなり邪悪な種類の磁場に絡め取られてるんだけどね、魂。
そしてテスト間近の時間となったので先程の電話の友人と合流、テストに直行。かれこれ2ヶ月弱は出てないこのロシア語の授業だけど、こんな僕でも点数取れるかしら…? 単位、貰えるかしら…? テスト用紙を受け取り緊張している俺たちに、教授は言った。「こないだお伝えしたように、辞書の持ち込みは自由ですので、それを参考に解いてください。持ってない人は…頑張ってください(笑)」
それから1時間、俺の睡眠の深さたるや、世間一般に言われる母の愛のそれにも勝るとも劣らぬものであった。俺が疲れていたからそうだったのか、それとも脳のどこかが俺のアイデンティティ崩壊を恐れて変なホルモンを分泌したからそうだったのか、それは分からないが、とにかく、3日連続で徹夜した人もまっつぁおの爆睡ぶりであったのだ。そして、テスト時間や、それ以外の何かの終わりを告げるチャイムが鳴り響いたので、俺の名前と学籍番号のみが必要以上に丁寧に書かれた答案用紙を提出し、足早に教室から立ち去った。それから家に帰って布団に潜り込むまでの1時間弱、俺の心を支配していた絶望は、テスト時間の眠りよりも、母の愛よりも、幾倍も深いものであったという。
おひさ。岩倉だよ。最近は MSN メッセンジャーのバージョン6で遊べる「マインスイーパフラグ」にアホみたくハマってしまって、風呂に入るのも忘れて延々対戦、気が付いたら朝になっててビックリ、かつ股間から金玉ちゃんのムレた臭気がモンワリ、目に染みて涙がジンワリ、変わり映えのしない毎日にウンザリ、うちは読売だから夕刊の4コマはサンワリ、みたいな生活を送ってたんだけど、みんなはどうだったかな。まあこんな劣悪サイトを読みに来ちゃうような、強者揃いのインターネットキッズの中でも選りすぐりの暇さを誇る読者様であらせられるお前らのこと、好きな人に振られるわ財布は落とすわイボ痔になるわ家は燃えるわで散々な日々を送っていることと思う。多分これからもずっとそんな感じだろうけど頑張ってな。とか人事みたいに言ってるけど俺もそうだから頑張らないといけないよな。お互い大変だよな。ほんま世知辛い世の中やでー。っていうかわさびのりポテチうまいねこれ。アミノサプリもうまい。幸せですわい。
というわけで幸せと不幸せの間を 1/f のリズムで振動するような、緩やかなミニマリズムに満たされた毎日を送ったりしておる昨今ではあったのだけど、ほら、あるじゃん、時たま。なんかわけわかんねえのが。うざいのが。試練、とかいうの? よく知らないけど、人はたまに大いなる何かに試されるらしいんだよね。それが試練ってやつなんだって。言う人に言わせると、「運命という名の荒波に翻弄される、ほんの小さなイカダ船、それが人間。」っていう事らしい。なるほどね。「運命」なんていうものすごいエネルギーを持った言葉を使われては反論のしようもない。つーか現に今まで死ぬほど荒波にザップンザップンやられてるからね。3回くらい転覆しそうになりつつ何とかほうほうの体で生き延びてきた。小6にしてチン毛がかなり生えそろいつつある状態で移動教室に行ってしまったときも、こっそりトイレでチンゲをジョキジョキ切りまくることで「ほら俺も人並みだよ」とアピールしてどうにか「モジャ夫」みたいなあだ名を付けられることから免れたし、更に言えば、もうほんとに今まで記憶の奥深くに眠ってた封印されし記憶だったけども、その移動教室で何日目かの朝にウンコを漏らしたときもどうにか乗り切った。なかなか記憶の扉が錆び付いてて開きにくい上に、中身もかなり痛んでて明瞭ではないから、どう乗り切ったかはさっぱり思い出せないけども、少なくとも乗り切ったことだけは確か。うわなんかすごい色々な記憶が蘇ってきた。やばい。全然書こうと思ってた事と違う内容になりつつある。まあいいや。そんで今蘇った記憶って言うのは、移動教室が終わって数日して誰かに「お前が移動教室でウンコ漏らしたって本当?」って聞かれたこと。やべーばれてたのかな。でも「そんなわけないじゃん!」って言ったら確か納得して去っていったはず。じゃあばれてなかったのかな。それとも、もしかして俺は物凄い人の優しさに包まれつつ小学校を卒業したのかな。そんなわけねーよな、悪魔みたいなガキばっかいた小学校だもんな。ウンコ漏らしたなんてばれたらそれこそ自殺しかねない迫害を受けてたはず。ああでもなぁ。なんの情報源もなしに「ウンコ漏らしたの?」とは聞かないよな。どうしようすげー気になる。かといって、今となっては全く繋がりのない同級生達にいきなり電話して「修学旅行で俺がウンコ漏らしたって知ってる?」なんて聞けるわけない。そんなのただのキチガイ。その上「知らなかった、マジで?」って言われたらとんだ墓穴。こりゃ触らぬ神に祟りなし、触らぬ糞に汚れなしだな。もう考えるのはやめよう。っていうかこんな事が言いたくて日記を書き出したんじゃなかった。
というわけで閑話休題、もうとにかくね、要するに人生荒波なんスよ。荒波荒波。冬の日本海、白波ザッパーンてなもんですわ。まあでも当然人生を海に例えたからには「ずっと荒波だ!」とも言い切れない。時には穏やかな小波が寄せては返し、心地よいリズムを奏でることもあるだろうし、全く波がおこらない、超絶凪状態であることだって十分ありえる。で、ここしばらくの俺っていうのはまさにその凪状態で、もうなんか暇すぎて耳から脳汁トロトロ垂れ流しながら逝去してしまいかねないほどだった。メッセで誰かに話しかけるときなんてほぼ確実に「暇」の一文字だったからね。独り言で「暇だなー」って言っちゃったときは死のうかと思った。独り言なんて滅多に言わないのに。そういうわけで、暇づくしのここ数年の中でもかなりハイレベルに位置するであろうこの暇 DAYS を呑気に堪能しておったわけなんだけどさ、やっぱ永遠なんてないわけよ。人と人とが出会ったら、それは別れの始まり。人が生まれたら、それは死の始まり。暇が始まったら、そう、それは不意打ちのように訪れる大事件の始まりなのだ。
ある日俺が、いつものように「大学をさぼってゲーセン→麻雀格闘倶楽部で惨敗→絶望的気分を抱えながら、さも大学に行ってきたかのように帰宅」というコンボを繰り出し、その連続技の余りの洗練されっぷりに我ながら惚れ惚れとしつつインターネットに精を出していると、友人からメール。「今日来てる?」行ってねーよバカヤロウ、誰が行くか。と心の中で呟き、返信した気分になって満足したので、実際には返事を返さずにそのままネットを続けることにした。ウヒョー、この画像エロいなー! おいおいいいのかよ! こんな絵貼り付けちゃっていいのかよ! やべー今日は寝られねーな。まるで魔性の女だぜ、画像貼り付け掲示板…。
そして、性悪女にさんざっぱら翻弄されて迎えた次の日の朝、中途半端に醒めてモヤモヤとしている脳裏に、何故だか急に「大学」というフレーズが浮かびだし、それは次第にその大きさを増していき、それまで脳内の思考の沈殿物に半分ほど埋もれる状態で見えていた「大学」の二文字は、急激に天空へ向かって飛翔、さんぜんと輝く太陽に照らされるにまで至った。その神々しい姿をよく見ると、なにやら尻尾のように、3文字ほどチョロリとオマケが付いている様子であって、おや、さっきまでは下に埋もれていた部分なのかな、などと思いつつ目を凝らすと、その三文字とはすなわち、「テ」「ス」「ト」の三文字であった。オーマイファーック! テッテテテッテテテテテテッテテテテテテテスト!!!! ティー、イー、エス、ティー、TEST !!!!!!!! わ・す・れ・て・たーーーーーッッッッッッ!!!!
大急ぎで部屋中を漁ると、気まぐれにメモってあったテストの日程表が奇跡的に汚い部屋の奥底から発掘された。恐怖で高まる心拍数を感じつつそれを見てみると、ある日に英語、その翌日にロシア語、翌々日に関数解析、などと並んでおり、日付を見ると、関数解析、という一度たりとも出たことのない授業のテストが、なんと、ご、ご、ご、ご、五時間後にあることが判明したのだった!!!! えーっ!? 全然勉強してないっていうか、そもそも、どういう事を勉強する授業なのかすら知らないよ! やばいよ! っていうか、それ以前に、英語とロシア語のテストが、もう、既に、とっくに、俺がゲーセンに行ってる間に、ものの見事に、完膚無きまでに、お・わっ・て・い・たァァァァァァァアアアアァァァゥアァァウアァァイイアァウアァァアァァぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーー!!!!!!!!! 人・類・滅べーーーーーーーーーッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!
人生荒波っつーかノアの大洪水おこっちゃったよマジで。しかも事前にちゃんと「洪水(テスト)あるよ!」っていう天啓を受けていたにもかかわらず、そんなのすっかり忘れてチャランポランな生活してたから、一夜漬けやらカンニングペーパーという名前の箱船を用意できずに X-DAY を迎えてしまった。さっき人間は荒波に翻弄されるイカダ船とか言ったけど、イカダ船どころか全裸の状態でものの見事に洪水クリティカルヒット。2秒くらいで海の藻屑。3秒で白骨化ですわ。それで骨くらい残るかと思ったらサメにバリボリ食われちゃってね。もう影も形も残っておまへん。困ったどす。っていうか、ほんと、マジで、困ったどす!!! 中退、見えてきた、どす!!!! どすどすどすどすどす!!!! 腹かっさばくから誰かドス貸してくれ!!!