おひさ。岩倉だよ。最近は MSN メッセンジャーのバージョン6で遊べる「マインスイーパフラグ」にアホみたくハマってしまって、風呂に入るのも忘れて延々対戦、気が付いたら朝になっててビックリ、かつ股間から金玉ちゃんのムレた臭気がモンワリ、目に染みて涙がジンワリ、変わり映えのしない毎日にウンザリ、うちは読売だから夕刊の4コマはサンワリ、みたいな生活を送ってたんだけど、みんなはどうだったかな。まあこんな劣悪サイトを読みに来ちゃうような、強者揃いのインターネットキッズの中でも選りすぐりの暇さを誇る読者様であらせられるお前らのこと、好きな人に振られるわ財布は落とすわイボ痔になるわ家は燃えるわで散々な日々を送っていることと思う。多分これからもずっとそんな感じだろうけど頑張ってな。とか人事みたいに言ってるけど俺もそうだから頑張らないといけないよな。お互い大変だよな。ほんま世知辛い世の中やでー。っていうかわさびのりポテチうまいねこれ。アミノサプリもうまい。幸せですわい。
というわけで幸せと不幸せの間を 1/f のリズムで振動するような、緩やかなミニマリズムに満たされた毎日を送ったりしておる昨今ではあったのだけど、ほら、あるじゃん、時たま。なんかわけわかんねえのが。うざいのが。試練、とかいうの? よく知らないけど、人はたまに大いなる何かに試されるらしいんだよね。それが試練ってやつなんだって。言う人に言わせると、「運命という名の荒波に翻弄される、ほんの小さなイカダ船、それが人間。」っていう事らしい。なるほどね。「運命」なんていうものすごいエネルギーを持った言葉を使われては反論のしようもない。つーか現に今まで死ぬほど荒波にザップンザップンやられてるからね。3回くらい転覆しそうになりつつ何とかほうほうの体で生き延びてきた。小6にしてチン毛がかなり生えそろいつつある状態で移動教室に行ってしまったときも、こっそりトイレでチンゲをジョキジョキ切りまくることで「ほら俺も人並みだよ」とアピールしてどうにか「モジャ夫」みたいなあだ名を付けられることから免れたし、更に言えば、もうほんとに今まで記憶の奥深くに眠ってた封印されし記憶だったけども、その移動教室で何日目かの朝にウンコを漏らしたときもどうにか乗り切った。なかなか記憶の扉が錆び付いてて開きにくい上に、中身もかなり痛んでて明瞭ではないから、どう乗り切ったかはさっぱり思い出せないけども、少なくとも乗り切ったことだけは確か。うわなんかすごい色々な記憶が蘇ってきた。やばい。全然書こうと思ってた事と違う内容になりつつある。まあいいや。そんで今蘇った記憶って言うのは、移動教室が終わって数日して誰かに「お前が移動教室でウンコ漏らしたって本当?」って聞かれたこと。やべーばれてたのかな。でも「そんなわけないじゃん!」って言ったら確か納得して去っていったはず。じゃあばれてなかったのかな。それとも、もしかして俺は物凄い人の優しさに包まれつつ小学校を卒業したのかな。そんなわけねーよな、悪魔みたいなガキばっかいた小学校だもんな。ウンコ漏らしたなんてばれたらそれこそ自殺しかねない迫害を受けてたはず。ああでもなぁ。なんの情報源もなしに「ウンコ漏らしたの?」とは聞かないよな。どうしようすげー気になる。かといって、今となっては全く繋がりのない同級生達にいきなり電話して「修学旅行で俺がウンコ漏らしたって知ってる?」なんて聞けるわけない。そんなのただのキチガイ。その上「知らなかった、マジで?」って言われたらとんだ墓穴。こりゃ触らぬ神に祟りなし、触らぬ糞に汚れなしだな。もう考えるのはやめよう。っていうかこんな事が言いたくて日記を書き出したんじゃなかった。
というわけで閑話休題、もうとにかくね、要するに人生荒波なんスよ。荒波荒波。冬の日本海、白波ザッパーンてなもんですわ。まあでも当然人生を海に例えたからには「ずっと荒波だ!」とも言い切れない。時には穏やかな小波が寄せては返し、心地よいリズムを奏でることもあるだろうし、全く波がおこらない、超絶凪状態であることだって十分ありえる。で、ここしばらくの俺っていうのはまさにその凪状態で、もうなんか暇すぎて耳から脳汁トロトロ垂れ流しながら逝去してしまいかねないほどだった。メッセで誰かに話しかけるときなんてほぼ確実に「暇」の一文字だったからね。独り言で「暇だなー」って言っちゃったときは死のうかと思った。独り言なんて滅多に言わないのに。そういうわけで、暇づくしのここ数年の中でもかなりハイレベルに位置するであろうこの暇 DAYS を呑気に堪能しておったわけなんだけどさ、やっぱ永遠なんてないわけよ。人と人とが出会ったら、それは別れの始まり。人が生まれたら、それは死の始まり。暇が始まったら、そう、それは不意打ちのように訪れる大事件の始まりなのだ。
ある日俺が、いつものように「大学をさぼってゲーセン→麻雀格闘倶楽部で惨敗→絶望的気分を抱えながら、さも大学に行ってきたかのように帰宅」というコンボを繰り出し、その連続技の余りの洗練されっぷりに我ながら惚れ惚れとしつつインターネットに精を出していると、友人からメール。「今日来てる?」行ってねーよバカヤロウ、誰が行くか。と心の中で呟き、返信した気分になって満足したので、実際には返事を返さずにそのままネットを続けることにした。ウヒョー、この画像エロいなー! おいおいいいのかよ! こんな絵貼り付けちゃっていいのかよ! やべー今日は寝られねーな。まるで魔性の女だぜ、画像貼り付け掲示板…。
そして、性悪女にさんざっぱら翻弄されて迎えた次の日の朝、中途半端に醒めてモヤモヤとしている脳裏に、何故だか急に「大学」というフレーズが浮かびだし、それは次第にその大きさを増していき、それまで脳内の思考の沈殿物に半分ほど埋もれる状態で見えていた「大学」の二文字は、急激に天空へ向かって飛翔、さんぜんと輝く太陽に照らされるにまで至った。その神々しい姿をよく見ると、なにやら尻尾のように、3文字ほどチョロリとオマケが付いている様子であって、おや、さっきまでは下に埋もれていた部分なのかな、などと思いつつ目を凝らすと、その三文字とはすなわち、「テ」「ス」「ト」の三文字であった。オーマイファーック! テッテテテッテテテテテテッテテテテテテテスト!!!! ティー、イー、エス、ティー、TEST !!!!!!!! わ・す・れ・て・たーーーーーッッッッッッ!!!!
大急ぎで部屋中を漁ると、気まぐれにメモってあったテストの日程表が奇跡的に汚い部屋の奥底から発掘された。恐怖で高まる心拍数を感じつつそれを見てみると、ある日に英語、その翌日にロシア語、翌々日に関数解析、などと並んでおり、日付を見ると、関数解析、という一度たりとも出たことのない授業のテストが、なんと、ご、ご、ご、ご、五時間後にあることが判明したのだった!!!! えーっ!? 全然勉強してないっていうか、そもそも、どういう事を勉強する授業なのかすら知らないよ! やばいよ! っていうか、それ以前に、英語とロシア語のテストが、もう、既に、とっくに、俺がゲーセンに行ってる間に、ものの見事に、完膚無きまでに、お・わっ・て・い・たァァァァァァァアアアアァァァゥアァァウアァァイイアァウアァァアァァぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーー!!!!!!!!! 人・類・滅べーーーーーーーーーッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!
人生荒波っつーかノアの大洪水おこっちゃったよマジで。しかも事前にちゃんと「洪水(テスト)あるよ!」っていう天啓を受けていたにもかかわらず、そんなのすっかり忘れてチャランポランな生活してたから、一夜漬けやらカンニングペーパーという名前の箱船を用意できずに X-DAY を迎えてしまった。さっき人間は荒波に翻弄されるイカダ船とか言ったけど、イカダ船どころか全裸の状態でものの見事に洪水クリティカルヒット。2秒くらいで海の藻屑。3秒で白骨化ですわ。それで骨くらい残るかと思ったらサメにバリボリ食われちゃってね。もう影も形も残っておまへん。困ったどす。っていうか、ほんと、マジで、困ったどす!!! 中退、見えてきた、どす!!!! どすどすどすどすどす!!!! 腹かっさばくから誰かドス貸してくれ!!!