楽勝

2004年01月28日

なんか大学でテストとかいう催しが行われると聞いたので、いっちょいってみっかと軽い気持ちで顔を出してみたら、偉そうなツラをしたおっさんが偉そうになにがしかの注意事項を述べ、「計算用紙」という名目で真っ白な紙切れを配り、その後、暗号じみた奇怪な文章がズラリと印刷された、謎の書類を渡してきた。一体これはなんだろうと戸惑っていると、何かの合図のように鐘が鳴り響き、それを皮切りに室内の全員が、先ほどの暗号文書の解読を開始したのだけれど、当然自分はスパイでも暗号マニアでもないのでそんな芸当が出来るわけもなく、仕方がないから計算用紙とやらに絵を描いて過ごした。なかなか有意義な時間が過ごせたと思う。しばらくすると、偉そうなツラをしたおっさんが、暗号の書かれた紙の提出を求めてきたので、「人にやらせないで自分で解読したまえ」という抗議の気持ちを込め、白票を投じた。無論、無記名でそういった批判を行うのは自分の騎士道に反するので、しっかり自らの身分を明らかにした上で提出した。我ながら男らしい。帰り道、不意に投身自殺したくなったが、その欲求が一体どこから湧き起こってきたのかは、何よりも難しいココロのパズル。

Posted by iwakura at 18:57