バイトからさっき帰ってきたわけだが、靴下なしで靴を直履きしたため、足の臭いがとんでもない事になってる。そこはかとなくアーモンド臭。え、青酸カリ！？ っていうレベル。実際問題としてこのくらいの悪臭となると殺傷能力も持ちうると思う。例えば今我が家に某国のスパイが侵入し、俺がそれを捕え、柱に縛り付け、「さあ、何を探りに来た、吐け！」などと脅しても、教育の行き届いたスパイは決して口を割らないだろう、しかし、ひとたびこの足をきゃつの鼻に押しつければ、そのスパイは泣きながら許しを請い、全てを吐こうとし、脳の中に埋め込まれた爆弾にスイッチが入り爆死するだろう。それの巻き添えとなって俺も死ぬであろう。つまり俺の足の臭いによって俺自身の命すら失う可能性があるということであって、これはとてつもなくデンジャラス、デンジャラサー、デンジャラセストであると言えよう。足の臭いによって英語能力も急降下中だ。っていうかマジ臭い。ありえへん。俺も小学校低学年の頃に「おうちに帰ってきて足の指の間をグイグイやって臭いをかぐと、とってもくさい！」というノーベル賞ものの発見をして以来、随分長いことこの足の臭いと付き合ってきて、時には笑い、時には怒り、時には唖然とし、様々な経験を積んできたわけだけど、さすがに今回ばっかりは堪忍袋の緒が切れた。臭すぎる。人智を超えてる。俺は PC の前に座るときは、しばしば、椅子の上に片足だけあぐらをかくような形にするのだけども、っていうか今してるのだけど、足の臭いの野郎がとてつもない軍事力でもって俺の嗅覚を刺激してくる。非核三原則に反してるんじゃないかっていうくらいの勢い。なんで俺だけこんな目に遭わなきゃいけないんだ。俺はただ裸足で靴を履いただけだろう。それで、どうしてここまでの被害を…。出来ることならモニタの向こうで呑気にしてやがる貴様にもこの臭いを届けたい。ブロードバンド全盛のこの時代、画像、音声、映像、なんだって届けられるのに、どうして臭いが届けられないのか理解できない。asi-nioi.zip と名付けられたファイルを解凍すると、どこからともなく俺のこの足の臭いが漂ってくる、っていうような、そういうシステムを誰か速攻で作ってくれ。あと少ししたら風呂に入っちゃうから、それまでにな。頼んだぞ。