もう限界。無理。眠い。7時なんて人間の起きる時間じゃない。深夜。きっとまだ電車も動いてないよ。だから起きても無意味。眠い。最低でも12時まで寝ないと倒れる。眠い死する。それは困る。よしそれでは寝よう。
ということで目覚まし時計のけたたましく鳴り響く午前7時、目にもとまらぬ速さで目覚ましを止めると、「昼まで寝るぞ」という鉄の意志を胸に、再び眠りについた。誰も俺を責める事は出来ない。眠いのはしょうがない。生理現象だからどうにもできない。我慢しろと言う方が横暴。俺は間違っていない。この場合は寝るのが正しい。だから、そんな目で俺を見ないで。許して。大学、嫌なんです。
そして見事に12時ぴったりに起床。心地よい目覚め。外を見れば雲一つ無い、気持ちのいい青空が広がり、空気は春の香りを目一杯に含んでいる。ゆるやかな昼下がりだ。バルコニーでうまい紅茶を一杯飲みたいところだが、我が家には良く虫が飛んでるベランダしかないので無理。代わりに部屋の窓を開け、日本茶を飲みながら漫画を読んで、時折そよ風に吹かれたりしつつ「ゆるやかな昼下がり」を実感する事にする。ちょっと今週は頑張ったし、これは、そう、自分に対する、ほんのささやかなご褒美…。ささくれ立った自分の心を、優しく癒してあげるの…。
とかやってたらうっかり3限もサボってしまった。さすがにやばい。自分を癒すつもりが、自分の前途を余計に暗澹とさせただけだった。不覚。これ以上のんびりしていると自分がどんな末路を辿る羽目になるのかが怖いくらいに分かるので(あー今日もサボりたいなー→こないだ1日さぼっちゃったけど案外大丈夫そうだった→じゃあもう一回くらいサボっても平気だよね→1ヶ月不登校→絶望)、死んでも大学に行かねばなるまい。俺よ、もう一度立ち上がれ。過去の自分と決別するのだ。
というわけで、余りにも嫌で吐きそう(マジで)になりながらも、何とか大学に到着。ギリギリで4限の授業に間に合ったのだけれど、その授業ときたら、70を軽く超えているであろうじいさんがモニョモニョと判然としない声で偉大な数学者の賛美をするだけというとてつもなくミステリアスな内容。なにこれ。この授業って情報ナントカってやつじゃないの。まあ初回だし何かの導入としてこんな話をしてるのかな、と思って辛抱強く聞いていると、なにやら話題が切り替わる予感。お、いよいよ本題来るか!? と思ったら、何たる事か話はじいさんの昔話へ。なんかじいさんは、昭和20年、つまり戦争が終わった年に大学を卒業したそうですよ。へー。戦時中は何かと大変だったそうです。なるほど。100人いたら5人くらいしか進級できないような厳しさだったけれど、留年したら兵隊に取られてしまうので、死に物狂いで勉強したそうな。あらそう。でも結局は工場で働かされる羽目になってしまって無念だったらしい。そっかー。魚雷を作ってたんだって。数学の話はまだかよ。そしたら仲間が作成途中の魚雷に吹っ飛ばされて死んだりしたらしい。寝ていいかな、っていうか喋り方がモニョモニョしすぎてて半分くらいしか理解できない。きちんと喋れない奴は教師するなと思う。
結局そのままどうでもいい話だけで授業が終わったので次の授業へ。あーかったるい。まあさっきの授業ほど退屈ではなかろう、と思って受けてみたらびっくり、今度の教授ったらどもりすぎ。喋り下手すぎ。そして授業つまんなさすぎ。なんか PC 関連の専門用語をどもりつつも早口で羅列して「こ、これは、じ、常識ですね」とかほざいて、それの繰り返しで終わった。なめんな。リテラシーだか何だかしらないけど、データベースの知識を標準装備してる大学生がそうそういると思うなよ馬鹿野郎。微塵も分かんねーよ。コンピュータの演算がどうこうとか知るか。もっと優しくしろ。いや、優しくしなくてもいいから、もっとちゃんと喋れ。どもりすぎだから。「え、えつ、えすきゅあ、えすっ、えすく、え… SQL」とか言われてもイライラするから。まあそれ以前に授業内容のつまらなさが致命的なんだけどな。今までずいぶん長い事学生やってきたけど、紛れもなく過去最大級のつまらなさ。圧倒的。一体何をどうしたらあそこまでつまらなくなれるんだっていうね。悪意すら感じるつまらなさ。あー酷かった。
というわけで愚痴日記でした。日記だけが俺の唯一のストレス解消法。病気。