セリカ

2003年04月11日

2時間かけて書いた beatmania IIDX 9th style のロケテレポートが、OS のフリーズによって無に還った。この文章は CGI のフォームに打ち込んでいるのだけど、そろそろ保存しとこうかな、と思ってテキストエディタを立ち上げた、まさにその瞬間だ。画面は青一色に塗り替えられ、僕が書いた魂のレポートは、この世から永遠に失われた。もうダメだ。win98 、嫌です。早く win2k に戻りたいです。PC 、直したいです。あーあーあーあーあーあーあーあー。なんか色々やりたい事があって久々にモチベーションに溢れていたのに台無し。立ち直れねー。

とか言ってふてくされて普段なら終わりだが今日は頑張る。こうなったら意地。多分ビーマニのロケテの情報なんて10人くらいしか必要としてないだろうけど、俺はその10人のために頑張る。あなた達さえ読んでくれればいい。その他大勢の、ビーマニに興味のない連中は、まあ別にここから立ち去れとは言わない、そのまま死ね。その穢れた魂を抱えたまま死ぬがいい。よろしいか、諸君。この世にもし救済の手だてがあるのだとしたら、それは、「車を買えるくらいの金をビーマニシリーズに注ぎ込む」事以外にありえない。そういった善行に及んだ人間だけが理想郷への切符を手に出来るのだ。ビーマニシリーズには何の興味もなく、他のもっと有意義な事に、計画的に金を使っているような愚かな人間は、ただ氷結地獄コキュートスへと堕ちていくのみなのだ。フハハハハハ! っていうかビーマニシリーズに興味のない人はとっくに読むのをやめてると思うし、下手したら興味のある人も他のところにいっちゃってるかも知れないのでちゃんとレポートを書こうと思った。

まずシステム面。モードとかにはこれといった追加はなかったけれど、曲のリストに大幅な変化あり。今までのようにアルファベットや難易度順にソートするだけではなくて、リストに条件ごとのフォルダのようなものが設けられ、自分の目的の曲がより探しやすくなった。例えば「9th style」というフォルダを選べば「9th style」の新曲のみが表示され、 8th style なら 8th style の曲のみが表示される。そういった作品ごとのフォルダと、あとは難易度別。もう一つの区分があった気がしたけど忘れた。あとはグルーヴゲージに変化あり。今までのように2%ごとに区切って表示するタイプではなくて、区切りを無くして全部つなげて表示。わかりやすく言うと格ゲーの体力ゲージライクな見た目。80%を越えるまでは緑で、越えたところから赤くなるのはいつも通り。

で、曲。とりあえずリストを 2ch スレから転載。本当はリンクだけで済ませようと思ったんだけど速攻で dat 落ちするので。まとめてくれた人ありがとうー。

5 ADVANCE / ELECTRONIKA / SLAKE
5 ECHOS / TECHNO / DRAGOON
5 ライオン好き / ボデー / AKIRA YAMAOKA
5 Really Love / R&B / 大部真由美
6 BREEDING / TECHNO / SLAKE
6 Prelude / TRANCE / NAOKI underground
6 The Biggest Roaster / FILTER HOUSE / D.J.Spugna
6 u gotta groove-extend joy style- / EPIC HOUSE / dj nagureo Remixed by Mr.T
6 Your Body / HOUSE / good-cool feat. Andrea L.Hopkins  
7 Abyss-The Heavens Mix- / TRANCE CORE / dj TAKA Remixed by Ryu
7 ATOMIC AGE / ENSEMBLE / SHUNZZY
7 Crade HEALIN' / HARDCORE / positive MA feat. AKINO 
7 e-motion 2003-ROMANTIC EXTRA- / TRANCE / e.o.s Remixed by TAKA
7 Golden Horn / TURKISH PIANO'N'BASS / Osamu Kubota  
7 Let's say Hello' / LOLI POP / Takuma Saiki
7 POWER DREAM / TRANCE / PINK PONG
7 STAR FIELD / TRANCE / SADA
7 SWEETEST SAVAGE / HIPHOP / ASLETICS
7 Two DAYS OF LOVE / EUROBEAT / tigerYAMATO with マイク吉川feat. ma-sa
7 ACT / RAVE / RAM
7 Distless / MIXTURE / dj TAKA Remixed by TaQ  
7 Dreamin' Sun / ELECTRO POP / Yu Takami
7 lower world / TECHNO / D.J.SETUP
7 one or eight / HARDCORE RAVE / sampling masters AYA  
7 rottel-the-Mercury / GABBA / sampling masters MEGA

まずびっくりするのは過去曲のリミックスだね。u gotta groove は例の「ちゃーんちゃーんちゃーーーん」っていうエレピのフレーズとかラップとかが受け継がれてて「おおっ!」と思った。オールドファン感涙。でも原曲にあるエレキギターのサンプリング(でれれれっでれれっでれれでれれ という奴。伝わんねーか。)も使ってるんだけど、それがどうにも浮いちゃって無理矢理感がぬぐえない。あと、短い。原曲が原曲だけにしょうがない気はするけどもっと頑張って欲しかった。

e-motion 2003 はどっかで聞いたようなメインフレーズだけどとってもカッチョよろしいギンギラトランス。でも上手に演奏するのはかなり厳しそう。これは難易度の問題だけではなくて、音の切り方というか、本当にフレーズが一音一音きっちり分けられてるので、きっちり引かないとちゃんと繋がって聞こえないというのが大きい。前作の rainbow flyer でもそういう所があったね。下手な人が引くと、マジでまともな曲には聞こえない。困った。それとブレイクでさんざん盛り上がってメインフレーズに戻るっていうお決まりの構成なんだけど、そのブレイクからメインフレーズへの移行がなんか急すぎて違和感。不自然だなぁと思った。メインフレーズがかっこいいだけに残念。

Abyss のリミックスは、なんと starmine の Ryu によるもの。ヒエー久しぶり。って事はやっぱハピハコっすね? ハピハコ! と思ったらトランスコアだって。似たようなもんじゃねーのか。トランスコアの方が若干ハードなんだろうか。まあいいや。序盤は、Abyss 前半のメインフレーズが硬質的なシンセで繰り返されて、音的にはなんかジャーマントランスっぽい感じ。で、中盤からそのフレーズがどんどん発展していって、最後までテンションが上がり続けてクライマックスと共に終焉、俺のプレイも終了、みたいな。2時間半も待ったのに、2曲目にこれを選んだばっかりに爆死した。ほんと死のうかと思った。テメーこの野郎。中盤から starmine を暗くした感じの進行だなぁと思ってたら譜面までそれか。2P 側の人注意。あー畜生。すげー恥ずかしかった。ヘタクソでーす!

で、9th からの完全新曲で印象に残ってるのは、まずは rottel-the-Mercury 。あの rottel-da-sun の続編。なのにジャンルがガバ。ロッテルダムでいいじゃねーか。一緒だろどうせ。と思って調べてみたら、ガバはロッテルダムよりもっと激しいものの事を言うらしい(同じものとして扱う事もあるそうだけど)。ふーん。言われてみれば確かに rottel-da-sun よりもハードさが増して、代わりに馬鹿っぽさが多少薄れたような気がする。あとロケテ段階では残念ながら専用ムービーは無し。製品版に期待しましょう。

RAM の新曲 ACT は、 LAB 路線をモロに引き継いだ高速変態テクノ。LAB をハッピーに夏っぽくした感じ。よりキャッチーな仕上がりに。しょっぱなに chain で使った声ネタを織り交ぜてくるあたり、ああ RAM の曲だなぁと安心できる。つーかムービーが酷い。なんか猫耳巨乳ポリゴンギャルがもの凄いスピードで爆走したりリズムに合わせて様々な角度から可愛いポーズを披露したりいきなり 2D 絵で蹴りをかましたりしてた。唖然。なんで LAB の小小作品路線を引き継がないのか疑問でならない。いいじゃんかあの棒人間で。俺好きなのに。まあ正直猫耳巨乳ポリゴン娘のかわいいポーズ連発にはちょっと心が揺れ動いたんだけどね。あれもあれでアリな気はする。

lower world は鬼のように地味。D.J.SETUP (絶対 TAKA だと思うんだけど違うと恥ずかしいね)の曲はどれも暗くてサイバーで疾走感のある曲ばっかりだけど、今回は本当にその条件をただ満たしただけというか、なんかこれといった山場もなく終わったような。ロケテの場所がうるさすぎて分からなかっただけなのかな。あと遠くで聞いてる時は声ネタが「脱毛!」って聞こえたんだけど、近くで聞いたらそうでもなかった。

久々にビーマニらしさ溢れるユーロだなぁと思ったのが Two DAYS OF LOVE 。ビーマニらしいユーロっていうのが自分でも良く分かんないんだけど、多分 Lov to me に通じる何かを感じたからそういうわけ分かんない事を言ってるんだと思う。tigerYAMATO の曲だというのもあるはず。Lov to me の路線を今っぽい解釈で押し進めてノリのいい日本語ユーロにしましたよ的な曲。

POWER DREAM は PINK PONG の手堅い実力が表れた名曲。安心して選べるし安心して聞ける。やや縦連打っぽいフレーズの刻み方も五鍵を彷彿とさせていい感じ。て言うか五鍵チームの曲をやる人が少なすぎてヤバい。ASLETICS の新曲なんて2時間半待ってる間にただの一人もプレイしなかった。そんなに地味なのかよ。やってくれよ。で、俺がやろうとしたら、2面で、ね。あー畜生。先に ASLETICS の曲をやるんだった。失敗した。ちなみに1面でやったのは、これまた俺がやるまで誰一人としてやってなかった STAR FIELD というトランス。なんか普通のトランスだなぁって思ってるうちに終わった。普通すぎた。誰もやらないのにはわけがあったんだね。それでも ASLETICS の曲はやっておきたかったなぁ。8th のロケテでもちゃんと WAR GAME やったしな。もっとみんな元五鍵チーム応援しようぜ。

Dreamin' Sun はすげぇいい感じのエレポップ。POLYSICS みたいな感じ。好きな雰囲気。これもプレイしたかったんだけどね、もうほんと混みすぎでね。2時間半だよ2時間半。平日の昼間なのに。俺以外全員死ねよって思った。

で、一番ロケテでびっくりしたのが AKIRA YAMAOKA の「ライオン好き」。今までも「やべーなこの人」って思った事が何度かあったけど、ここへきてとうとう狂ったね。このタイトルセンスはキチガイ。それでどんな曲かと思ったら、なんか三角の目をしたライオンの人形が野太い声で何事か歌ってた。音楽に関してはもうそれ以外一切覚えてない。どんな伴奏かとかは忘れた。とにかく野太い声で、ライオンが、およそ耳当たりがいいとは言えないようなメロディーを歌い上げていた。で、ムービーが天地開闢以来の酷さ。前述のライオン人形に加えて、僕らのアイドルトランちゃんが登場。今まで猫みたいな生き物を崖から落ちつつ救ったり TaQ の後ろで全身タイツを来て暗黒舞踏を舞ったりと大活躍だったトランちゃん、今回は唐突にスルメを持ち出し僕らに何かを訴えかける。(携帯で撮った画像)呆気にとられていると今度は前作で登場した透明増殖トランもどきが大量に登場、曲で狂ったように繰り返される「背筋! 腹筋!」のフレーズと共に、エビの如く元気に背筋、そのまま飛び上がって裏返しになり今度は腹筋、そして飛んで裏返ってまた背筋…というおよそ人間の理解を超えた大宇宙絵巻。なんだよこれ。歴史に残るバカムービーです。

なんかまだ色々あった気がするけどさすがに疲れたので寝る。おわりー。製品版楽しみ!

オマケ:僕の三人前の人が、さんざん待ってやっとこさプレイできるというのにいきなり 「Bad Boy」を選択し、30人前後はいるであろうギャラリーを唖然とさせた後、あろうことか今度は「still in my heart」を選び、思わず何人か(僕や友人含む)が「えーっ!?」と言ってしまったところ、開始して10秒くらいでプレイを放棄して逃げるようにその場を立ち去ってしまい、ロケテ現場は騒然、プレイヤーがいないまま伴奏だけが鳴り響く状態がその後1分半ほど続き(プレイしないと強制終了するシステムがない!)、その余りのシュールな光景に僕が思わずパシャリと撮ってしまった画面の画像。別に初心者って感じでもなかったのに、なんだったんだろう。ほんとあの時の微妙な空気は、思い出すだけで胃の辺りがモヤモヤしてくる。あと分かりにくいけど Light 7 モード1面の曲リスト、その1その2

Posted by iwakura at 11:25