長年の疑問

2003年02月10日

明日は2月11日、建国記念日。祝日のお陰でバイトもおやすみ。素晴らしい。ありがとう、建国記念日、ありがとう、建国してくれた人。あんた天才。って、あれ? 建国してくれた人、って、誰の事? 日本って、一体、いつ、誰が作った国なのだろう。なんつうか、日本って、ずっーと「日本」で、他の国だった事がないから、明確に「何年何月何日からこの土地は日本と呼ばれるようになりました!」っていう区切りが無くて分かりにくい。結局、「建国」したのは誰なんだ。神武天皇か。まあ普通に考えればそうなんだろうけど、他に、なんか良く分かんないながらも明治天皇って線も捨てきれない。どういう理由で捨てきれないのか自分でもさっぱり分からないけど、明治天皇も怪しい。ううん…えーと、き、近代日本…、の、う、生みの、親、だから…? あーぜってー違う! 馬鹿でごめんなさい!

そもそもこの建国記念日の「建国」が、一体いつの段階の「建国」を表すのか良く分からない。そこんところをはっきりさせてくれないから、こっちも「明治天皇」とか素っ頓狂な選択肢を持ち出しちゃうんだよ。全く不手際も甚だしいね(自分の知能の低さを棚上げ)。とにかく、祝日は字面を見ただけですぐに意味が理解できるようにしてくれないと困る。カレンダーを見て、「ほほう、今日は建国記念日か!」って確認しても、イマイチ、何というか、釈然としない。遙か昔から続いてる日本なのに、なんでこんなにズバリと「今日が建国の日です!」って断言できるのか、その辺りが極めて胡散臭い。どこか騙されているような気がする。それに比べて、子供の日や体育の日には、有無を言わせぬ説得力がある。それぞれ端午の節句がどうこうとか、まあ七面倒くさい由来はあるのだろうけど、そんなことどうだっていいの、私、あなたに従うわ、付いて行くわ! と思わせてくれる。納得した気分で祝日を満喫させてくれる。体育の日なんて、引きこもりである僕に「今日くらい運動すべきかなぁ…」などと思わせるくらいのパワーがある(まあ結局しないけど)。それに、「体育の日ッ!」と、何故か腹に力を入れて発音したくなる。無意味に移動速度が速くなる。ああ、なんて男らしい、たくましい祝日なんだ、体育の日。

なんか話がずれた。とにかく、「建国記念日って具体的に何なの?」ってのは、実は、小学生くらいの頃からの僕の疑問だったので、この機会に、僕らの味方 Google 様で検索かましてみた。そしたら、2秒で、謎が解けた。十数年来の疑問、あっさり解決。インターネットは、どうでもいいところではいちいち焦らすくせに(例:エロ動画のダウンロード)、徐々に真相が明らかになっていく面白さ、みたいなのは味わわせてくれない。気が利かねーなマジ。まあそれはともかく、どうやらやっぱり建国記念日というのは、神武天皇が大和朝廷を作った日だったみたい。本当は日本書紀には「神武天皇は朝廷を元旦に作ったヨ」と書いてあったらしいのだけれど(日本の歴史がその日から始まったとしたら、その日が元旦なのは、良く考えれば当たり前だね)、どっかの人が、「その元旦とは、今の西暦で計算し直すと、一体いつか?」みたいな、しなくていいような計算をかなり無理矢理な理論でもってやっちゃった結果、今の日本の「建国記念日」という祝日が2月11日に定められる運びとなりました、と、すごい噛み砕いて書くとそういう事らしい。なるほどねえ。

なんかそういう、大昔の出来事を資料を基に逆算、っていう話を聞くと、西暦が作られるまでの経緯を思い出す。なんつうか、昔の話ってロマンあるね。今更になって「もっと歴史を熱心に勉強しとくんだった」みたいな事を思うんだけど、実際問題、今高校生に戻ってもやっぱり勉強しないよね。高校生に戻らずとも、今から勉強したって全然何とかなるのに、何一つしようとは思っていないのがその証拠。ほんと、思うだけならタダだよね。実行に移さないとね。半年くらい前から部屋の掃除をしようと思ってるんだけどね。あーあ。

Posted by iwakura at 11:29